かばん選び。わたしのこだわり。
いくつあっても欲しいものの一つに、かばんがあります。
買っても買っても、「これひとつあればいい」、
「これが究極のわたしのかばん」、と言えるものに巡り合えません。
なぜかというとかばんは私にとっては、
ものを入れるという実用に迫られて使うことと、
おしゃれの仕上げとして持つことの、
二つの意味合いがあるからだと思います。
そのどちらも満たせるものが見つかりません。
なので、「かばん探しは一生続く楽しみ」、と思うようになってきました。
秋になって、使うことが増えてきたかばんがこれです。
買ったのは去年ですが、
カーキ色が流行っているので、いまどきの感じも出ると喜んでいます。
なぜこれを選んだかというと、
くたっとした革の質感が最初に目に留まりました。
サイズも、A4のファイルが楽に入ります。
1~2泊の旅行もできるくらいの大きさですから、用途が広いと思いました。
トート型なのですが、横についているバックルを留めると小さくなります。
縦長のかわいい形になるのもいいなと思いました。
荷物が少ない時はこの形にしています。
バックルとファスナーはいぶし銀のような渋い色です。
きらっと白っぽく光を反射するので、すごくおしゃれなのです。
金具は小さいけれど意外と目立ちます。
こういった細部に上等のものを使っていると、全体の雰囲気も上質になります。
誰でも知っているハイブランドのバッグだったら、一目見て上等とわかりますし、
長く使い込むほど味が出てくることもわかっています。
でもかばんがそれほど有名なブランドではない場合、
そのかばんがいつまでこの状態を保てるのか、
1~2年でぼろぼろになるのでは? という心配が出てきます。
そんな時には、
細部のこだわりを見て、信頼していいのではないかなと判断します。
最後にかばんを触りまくって、革の質感を確かめました。
手に持ったり肩にかけたりと、いつも触るものなので、
その感触が気に入らないと持ちたくなくなるでしょ?
柔らかくてしなやかで、よい手触りだったので、購入を決めました。
つやと光沢もよいです。
このかばんを持っていると、普段着がちょっと格上げして見えます。
雨にぬれてもシミになりませんし、丈夫なので気に入っています。
たったひとつ残念なのは、ナイロンバッグに比べると重いということです。
革は内側に布を張りますから仕方がないですね。
ナイロンバッグは軽いけど、おしゃれには役不足です。
その二つの素材の間でいつも苦悩しています。