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pinotannのブログ

消費の覚え書きと世間話です

気持ちの伝え方、物事の進め方。

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先週、モデムが壊れた時の話です。

 

そもそも、今使っている通信業者のことをあまり気に入っていませんでした。

知らないうちに夫が契約して十年以上、電話の声が遠いし、

ネットのスピードも遅いのです。

「業者を変えたい」といっても、

忙しい夫は生返事をするばかりで、一向に話が進みません。

プロバイダーを変えたいなと思いながら、

ずるずると使っていたのです。

それがとうとう、通信が全くできなくなりました。

 

ネットができなくなり、WI-FIも使えなくなると、

電話しか外の世界に連絡する手段がありません。

どうしたらいいのかわからなくなり、

契約している通信事業者に対する不満がもくもくと湧き上がってきます。

不満は通信業者だけではありません。

ネット環境を新しくしようと何度も話していたのに、

夫は取り合ってくれなかったのです。

おまけに、通信業者の連絡先を探そうと夫の部屋に入ったら、

WIMAXとか書いてある空箱を発見してしまいました。

夫は自分だけこっそりWIFIに入っていたのです。

少し前までは同じ時間にパソコンを使っていると、

「今はやめて」とか、「いつまで使うの」などとうるさくいっていたのに、

最近は、夜私がネットをしてもあまり口出ししないなあと不思議に思っていたのです。

通信のことは、ケーブルテレビの加入とかも含めて家族で考えたいと思っていたのに、

夫は妻とこどもをほったらかして、

自分だけ快適なネット環境にしている。

これは軽い裏切りではないでしょうか。

わたしはしみじみと自分のお人よしでのんきな性格をうらみました。

頼んでも夫はやってくれない、自分でやらないといけない。

そう自分に言い聞かせて、プロバイダーに電話しました。

 

どこでもそうですが、電話がつながっても最初は自動音声でいろいろ質問されます。

辛抱強くそれにこたえていると、数分でオペレーターにつながりました。

 

わたしはオペレーターと話すときの最初の一言を大切にしています。

心の中にいろいろな不満を抱えていたとしても、

オペレーター個人に恨みはありませんし、

「電話に出てくれてありがとう」という感謝の気持ちが伝わるような話し方をします。

具体的には、

「もしもし、お願いします」との一言を、できるだけ明るく丁寧にいうのです。

そうすると、その後の話が格段にスムーズに運びます。

 

オペレーターはYさんという若い男性で、電話でいくつかのテストをした後で、

プロバイダーが貸し出しているモデムが故障していることを確認して、

新しいモデムと交換してくれることになりました。

そのモデムが我が家に届くのが最速で10月2日の午前中でした。

48時間、わたしは通信が絶たれた状態に置かれるのです。

そのことに関しては交渉の余地もなかったので、我慢することにしました。

 

2日後、10月2日。

わたしは朝からずっと宅配業者がやってくるのを待っていました。

その間に、夫に「自分だけWIFI入って、ずるいよね」といった嫌味は忘れずに言いましたが、相手はそのことに関してはいわれるがままに黙っていました。言いたいだけ言わせておけば、嵐は過ぎ去ると思っていたのでしょう。

夫はそのうち、仕事がらみで外出しました。

一人残されたわたしは、「配送業者が8時から配達にくることはないだろう」

そう思って、洗濯とか、料理とか机まわりを整理したりしました。

午前中に宅配業者が来るのを待ちながら家事を済ませて、

午後からは買い物に行きたいと思っていました。

 

9時、10時とひとりで待ち続けました。

表でトラックの音が聞こえた気がして、何度か玄関から外を見たりしました。

11時を過ぎたあたりで、またイライラし始めました。

なんで来ないの。やっぱりあんなプロバイダーとの契約なんか解除して、

もっとサービスの良いところを探したい。

11時30分を過ぎた時に、

わたしはもうこの通信業者と付き合うのはやめにしようと決意しました。

12時まで待って、プロバイダーに電話しよう。その対応によっては、わたしもWIMAXでも何でもいいから自分でネットにつながる環境を自分だけで持つ。

今までは家計のことを考えて、

通信料金はなるべく安く済むように我慢していましたが、

そんなことどうでもいいわ。

そう心に決めて、じりじりと12時になるのを待ちました。

12時を過ぎてすぐに、わたしは電話をかけました。

 

オペレーターにつながった時、わたしは感じよく「よろしくお願いします」

と声を出しました。

今度は若い女性で、Kさんと名乗りました。

「今日の午前中に配達されるはずのモデムが届いていないのですが、

どういう状況が調べてほしい。」というと、

すぐにパソコンを操作して調べてくれました。

「今日、配送の手配はできていますが、配達は14時から16時の間になっています」

との答えでした。配送の手配ができていることに安心したものの、これには軽いショックを受けました。今までじりじりと待っていたのはなんだったの。今からまた16時まで待つのか。買い物はいついけるの。

「それはほんとうですか。午前中の配達とお願いして、ずっと待っていたのですが」

というと、Kさんは「こちらは午後の配達になっています」と気の毒そうな声を出しています。おかしいなあ。金曜日に話したYさんは、あんなにはっきりと午前中っていったのになあ。でもこれは言った言わないの水掛け論です。「Yさんのミスじゃん」と腹が立ちました。

「金曜日に話したYさんには午前中っていったんですよ」とKさんの同僚に当たるYさんの悪口をさりげなくいいました。が、ここで、Kさんに怒っても仕方がないので、「では、配送業者と話をしてみます」というと、電話番号と伝票番号も教えてくれました。

 

次に配送業者に電話すると男性が出て、「調べて折り返すから電話を切ってください」というので、切って待っていましたがかかってきません。こちらはトイレに行くのも我慢するくらいの真剣さで待っているのに。

30分経って、また配送業者に電話すると今度は女性が出ました。

もう一度同じ話をすると、女性はドライバーがわたし宛の荷物をトラックに積んで出ている。配達は確かに14時から16時になっている。というので、ドライバーの電話番号を教えてもらいました。

ドライバーに電話すると「探しているんだけど、見当たらない」というのです。会社から荷物のことでメールが来ているとも言いました。配送会社の人もきちんと対応してくれている。

電話で話した人たちは「トラックに積んでいる」といっていたのに、おかしいな。

「モデムだから、箱は小さいかもしれません。それから、折り返してモデムを返却することになっています」とより詳しい事情を説明すると、ドライバーが「ああ。すみません」と謝り始めました。午前中の配達とあるのを見落としていたらしいです。

「5分から10分でそちらに着きます」と言って電話が切れました。

10分足らずでドライバーがやってきて、「申し訳ありません。こちらの不注意でした」とまた謝ってくれました。もうわたしは、待たされたいらだちなど吹き飛んで「いやいや。いいんです。ほほほ」などと言って許してしまっていました。

 

結局、金曜日のYさんは間違っていなかったことが分かりました。

配送も1時間遅れですが届きました。

 

いいたかったことは、最近は荷物がどこでどんな状態かだいたい調べることができるということ。大部分の人はだいたい正しくできているということ。人間だから間違うこともあるでしょうが、きちんと話をすれば誠意をもって応えてくれるということです。

 

テレビとかマスコミではセンセーショナルで不安をあおるようなニュースが多いけど、

たいていの人はちゃんとしているという事実を、忘れないように暮らしたいということです。

 

それから、忙しい夫に頼らず、何でも自分でやれるようにしようと思いました。仕事ばかりしている夫ですが、定年は近いうちにやってきます。否応なく二人で顔を突き合わせる時間が増えます。お互いに快適に暮らしていけるように、これからいろいろ考えておこうと思いました。