わたしなりのノームコア(究極のふつう)
普通の服をかっこよく着るというのは、
おしゃれ好きの永遠のテーマと思います。
アップルの創業者、故スティーブ・ジョブスは、
デニムにセーターとかTシャツが本当にかっこよかった。
現在のアップルのCEOも同じような服を着ています。
良い人っぽさは出ていますが、かっこいいというのとはちょっと違う。
でも、シンプルな服で内面がにじむのだから成功しているともいえます。
服を着てかっこよくなるために一番大切なことは、
サイズがからだに合っていることではないでしょうか。
サイズが合うことは最低条件で、それに加えて必要になるのは、
その服の醸す雰囲気と自分のそれがあっていることですね。
もしくは自分の個性を引き立ててくれるものであること。
ごくふつうの、丸首の長袖トップスも、
首の開き具合とか、袖の太さ、生地の厚みなど、いろんな違いがあります。
そういう細かい部分にこだわっていくことで、
自分にぴったりの一着が見つかると思います。
わたしにとってのノームコアを考えてみました。
麻の長袖トップス。
わざと長めに作っている袖を無造作に折り返すことで、
動きやすさとともに、手首の細さを感じさせるデザインです。
生地の織りが荒いので全体に陰影がでます。
長方形のだらんとした形なので、そのままでもいいし、
すそをスカートにいれると、また違う雰囲気になります。
これだけではシンプルすぎるので、ネックレスをします。
チェーンの長さがちょうどよかったのでこれを選びました。
アクセサリーの世界も奥深いのですが、そこまで手が回らないので、
本物を少しずつと考えています。
ジャージースカートはからだに巻き付けるデザインだから、
動いても着崩れる心配がありません。
しわにならないし、
流れるように下に落ちる生地なので細く見えます。
自分にぴったりの服を見つけるには、試着をするしかありません。
セールは安いし、販売員に気兼ねすることなくいくらでも試着できます。
わたしはたいていセールでお気に入りの服を掘り出しています。
服が主張することなく、
自分自身が引き立つというのが理想のノームコアと思うのです。
ほかに、ふつうでかっこいい服として注目しているのが、スポーツウエアです。
スポーツ用品店とかデパートの売り場で、街着になりそうなものを選ぶといいです。
このパンツは丈夫で動きやすくて、形もきれいです。
ただ、こればっかり着るとおしゃれの楽しみがなくなってしまうので、
あくまで、ベーシックな服のパターンとして押さえています。
忙しくて服のことを考えていられない、
でもそこそこの見た目でいたい。
そういう時に、あわてずにすみます。