地味な色ばかりでも明るい雰囲気が出せます
東京は黒い服の人が多いですね。
冬なんてまるで墨絵のような時があります。
若くて肌に張りがある人が黒を着ると素敵です。
華やかな黒をみつけると、感心します。
着る人によっていろんな黒の着こなしがあるので、見ていて楽しいです。
ただ、自分を振り返ってみると、黒はあまり着なくなりました。
きつい色だし、顔色が暗くなってしまってむずかしいのです。
年を取ってくると、地味であいまいな色の服ばっかり買ってしまいます。
うすいベージュとかグレーとか、そういう色が着ていて楽です。
顔色にも合う気がします。それに、もう年齢的に目立ちたくありません。
華やかにして「どうだ」みたいなことをしたくないのです。
でも、おしゃれはしたい。
よく見たらきれいじゃんという感じにしていたいのです。
そんな気持ちで集まったあいまいな色の服ですが、きれいな雰囲気にするために、
わたしなりのちょっとしたこだわりがあります。
一番下に白のTシャツを着るのです。
襟元と手首にちょこっとのぞかせます。それだけで印象が明るくなります。
それから胸元にひかりものをぶら下げます。
若いころはシルバーの白い光が、肌がきれいに見える気がしていましたが、
最近はゴールドの黄色っぽい色がなじみます。
おもちゃのビーズみたいなアクセサリーですが、
軽いし、色使いが大好きなネックレスです。
スカートもまたあいまいな色です。
光線の加減でグレーとかエメラルドグリーンに見えたりします。
膝が出る丈なので、チャコールグレーのタイツをはきます。
ぼんやりした色の組み合わせですが、統一感はあります。
色合いがそろっていると、ワンピースみたいに縦長の印象が作れます。
すっきりして見えます。
これに、はっきりした色のバッグを持ちます。
赤でもいいです。
水色でも合います。
服の色があいまいだから、どんな色もなじみます。
服を落ち着いた色にして、
小物で雰囲気を変えるおしゃれをするようになりました。