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pinotannのブログ

消費の覚え書きと世間話です

新宿界隈で外国人観光客から聞かれることで、みなれた日常がちょっぴり新鮮に感じられます。

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若いころから、知らない人に道を尋ねられることが多いタイプです。

どこから見ても無害そうなのでしょう。

バブルの頃に3年くらい外国に住んでいたことがあって、そのころ現地の人にわりに親切にしてもらいました。そのご恩を忘れない意味もあって、わたしは外国人の観光客にできるだけ親切にすることにしています。

そんなわたしが聞かれた質問をいくつか紹介します。

 

ヤマダ電機の食品売り場で、イスラム教の女性がレジで立ち往生していました。レジ係は二人ほどいるのですが、どちらもそのイスラム教徒らしき女性に対して柔らかな無視を続けているせいで、その女性がまごまごしているのでした。その女性は年齢は40代くらい。東南アジアからの観光客らしい。インスタントコーヒーの「ブレンディ」をもっています。わたしはつたない英語で「何かお手伝いしましょうか」とお決まりのフレーズを言いました。その女性はなまりのないきれいな発音の英語で「これにはショートニングが入っていますか?」と聞くのです。

「ブレンディ」にショートニングが入っているかどうかって、考えたこともなかったのでわたしはすごく驚きました。同時に、レジ係の二人がずっとその女性を無視している意味がよくわかりました。

「この質問は難しいですよね」とレジの男性に話しかけると、彼も苦笑いするだけです。わたしも困りました。が、声をかけてしまった手前、ブレンディの入れ物に書いてある内容物を読み上げて、「入っていないと思うけど」と言いました。内容物にショートニングって書いてありませんし。

すると、イスラム教徒の女性は笑ってブレンディをレジかごにいれていました。わたしの対応が役に立ったのかどうか、それはわからないです。ブレンディにショートニングが入っていないことを祈るだけです。とりあえず、イスラム教徒にはいろいろな戒律があるんだなあと知りました。

 

別の日に代々木公園を散歩していると、中国人らしい50代くらいの夫婦から声をかけられました。持っている地図をわたしに見せて、「明治神宮はどこ?」と英語で聞かれました。どうやら明治神宮へ行くつもりで代々木公園に入ってしまったらしいのです。これもまた答えにくい質問です。代々木公園の真ん中ですから、芝生の広場と木々があるだけです。目印もないので方角を指さすしか思いつきませんでした。

「原宿門を出て、明治神宮は隣だから。原宿門はあっち。とにかくあっち」

 

そのほかには、やはり代々木公園の参宮橋門あたりで、「代々木駅はどこ?」とか、

西新宿のパークタワーのあたりで、「代官山に行きたい」とか、突拍子もないことを聞かれます。ややこしくて日本語でも教えるの難しいです。「タクシー使ったら?」というのですが、彼らはタクシーを使いたくないといいます。歩きたいらしい。まあ、タクシーは高いし、歩いた方がより旅らしくなるから、わたしだって歩く方を選ぶかもしれません。

 

まあ、そんなことで観光客の役に立てているとは言えない状況ですが、これからも聞かれたらできるだけ親切にするつもりです。だいたい、国の印象というものは個人の体験に基づくものですから、人と人との触れ合いが大切だと思うのです。少しずつでも英語の勉強をして、親切ができればなと思います。