春らしい格好をしようと思ったら、洋服の色だけではなくて素材も変えたほうがいいんでしょうね。
日差しがいよいよ春めいてきました。家の中から外を眺めていると、もう冬のコートとか着ていられないような気になります。そう思っても、外に出るとまだまだ寒く風は冷たいままです。「おしゃれは季節を先取りするものだし、少しくらい寒くても気合で乗り切る」そういったことは若いころだけの話です。外出先で寒い思いをしたら病気になってしまいます。からだはしっかりと暖かく、ちょっとだけ春らしい感じにしたい。そのためには、どんなコーディネートをすればいいのかを考えました。
まず最初にベースの服を決めます。生地が薄手のウールなので、真冬には着ていなかったワンピースを選びます。丈が長めなところが背の高いわたしに合いますし、すそのひらひらがかわいらしいから、これにしました。ノースリーブなので、下に黒の長袖のトップスを着ます。
この時には冬のコートを着るつもりでした。この上になにかを重ねようと思いました。
ミラノリブのカーディガンジャケットを合わせます。黒に合うし、ニットですが、きちんとした感じになるので便利です。ただ、これでは色が冬とまったく変わりません。
グレーのジャケットを合わせてみました。色の組み合わせも丈のバランスもいいですが、季節感がないです。
ハーフ丈のナイロンコートに変えてみました。色は最初と同じ黒とベージュですが、素材が違うので軽やかになります。これは春らしいです。このコートにしようかなと思いました。ただこれだけでは寒いです。得意のストールを合わせたいと思いました。
このストールは軽くて暖かいし、黄色が効いています。ベーシックな色使いなのでどんな色の服にも合わせられます。ついついこればっかり巻いてしまうのですが、今回はコートが薄いのでこれでは寒いなと思いました。
最終的にはこの大判ストールにしました。これは肩から腰あたりまですっぽりと覆われるので、寒くありません。
実際にこれで出かけたらちょうどよかったです。ただ、ストールがハーフコートをすっぽりと覆ってしまったので、春らしさは出せませんでした。(笑)残念です。たぶん、ウールではなくてコットンなどを着ると、軽やかになるんだろうなと思います。でも、わたしのようにからだが冷えやすい年頃の人に、コットンは早すぎるでしょう。
来週くらいから桜が見ごろになるので、花見に行くと思います。この時期は夕方になるといっぺんに冷えたりします。なので、冬のかっこうをして、巻き物だけをシフォンのような軽い素材にするといいかなと考えています。それか、冬もののなかから、できるだけ明るい色の服を選ぶのが無難かもと思います。