pinotannのブログ

消費の覚え書きと世間話です

家庭料理の作り置きと作り直し

作り置き料理の一つ目は筑前煮です。

筑前煮は材料の下準備が必要ですが、味付けは砂糖としょうゆでできます。材料のうまみが鍋の中で合わさるので、丁寧に煮るだけでそれなりの味になります。そういうところが気に入っています。

つくり方。

干ししいたけを軽く洗って、水でもどしておきます。

タケノコとこんにゃくは、沸騰したお湯で煮てあくをとります。

にんじんとレンコンは乱切りにしておきます。

厚揚げはオーブントースターで軽くあぶります。(香ばしくなります)

鍋にごま油を入れます。ちょっと前に料理界と美容界にオイルブームがきました。わたしはその両方に乗っていろいろ試したのですが、今回は料理用のオイルの話に絞ることにします。いろんなオイルを試してみてわかったことは、油もまた調味料のように料理の味を左右するものだということです。

最終的に使える油としてキッチンに常備しているのは、ゴマ油(色が白い方です。この方が風味が柔らかいので和食、中華など、いろんな料理に使えます)、オリーブオイル、バター、ココナッツオイルの4つです。一般的なサラダオイルは使いません。おいしくないです。そういう事情で、筑前煮も太白ごま油を使います。

まず火の通りにくいもの、ニンジン、レンコン、大根を入れます。油が回ったところに、こんにゃく、タケノコ、戻したシイタケ、一口大に切った厚揚げを入れて、蓋をして弱火にかけます。

鍋は上等のもののほうが火の回りがよく、料理がおいしくできます。わたしは、ルクルーゼ、ビタクラフト、ストウブを持っています。どれも大事に使えば一生使えます。少々値段が高くてもコスパがすぐれているので、お勧めです。

今回はルクルーゼを使っています。この鍋は密封できるので、水は少しでいいです。シイタケの戻し汁にはうまみがあるので、だし汁の代わりに入れました。

弱火で20分くらい煮たものです。これに、砂糖としょうゆで味をつければできあがりです。

 

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二品目の作り置き料理です。

鶏のもも肉を、日本酒、みりん、塩、しょうゆ、酢で20分くらい煮ます。

冷めたらタッパーに入れて、冷蔵庫で保存します。

冷蔵庫に入れて一晩おくと、こんな風に表面の脂がかたまります。それを丁寧にすくって捨てます。

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ゼラチン質の透明なゼリーが残ります。これはおいしいので、肉と一緒に料理のうまみとして使います。

肉はオーブントースターであぶるだけでつまみになりますし、野菜と一緒に煮てスープにもなりますし、細かく切ってチキンライスの具にもなります。

わたしは加工品をできるだけ使いたくないので、味をつけて煮た肉類を、ソーセージとかベーコンの代わりに使っています。

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次は、作り置きしていた野菜スープの作り直しです。

筑前煮の時に残ったシイタケの戻し汁にブタコマを入れて、あくを取りながら煮ます。肉のにおいが強い時は柚子胡椒を足すと、すっきりしたおいしさとコクに変わります。

野菜だけではどうしても薄い味になってしまいますが、シイタケと豚肉のだしを加えると、作り直しのほうがおいしいという、よい出来のスープになりました。こういうのはうれしいものです。

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ラタトゥユも何度も煮返すと柔らかくなります。味もしょうゆを足したりすると、肉の付け合わせ向きのソースのようにもなります。

今回は卵を合わせました。

バターをひいて、とろけるチーズを加えた卵でスクランブルエッグを作ります。

柔らかいラタトゥユに合わせると、朝食にぴったりです。

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料理のベースになるような料理を大量に作っておいて、いろいろな味を足して食べるようにしています。そうすると手間も省けるし、味にも飽きがきません。とにかく、食べ物を捨てずに、工夫して食べることを心がけています。