同じような服ばかり買ってしまうという悩みがあるのですが、今回それを並べてみました。黒いワンピース編
わたしは洋服が好きです。
デザインもさることながら、とくに布地の美しさに惹かれます。
服地の良いものはだいたい値段が高いので、あまりたくさん買えません。
そのために、長く着られる、いろんな着方ができる、
ベーシックな服を選ぶことが多くなります。
そうすると、
同じような服ばかり買うことになるのです。
そのため、せっかく新しく買ったのに気持ちが弾まない、
という状況に陥りました。
黒は顔色が悪く見えるし、
50歳を過ぎているので、
ワンピースのように全身が黒になると、
どうしても喪服っぽくなってしまいます。
あまり好きなアイテムではなかったのに、
手元に3枚も持っているのです。
自分の服の買い方に無駄があるのでは、と心配になって、
黒いワンピースについて考えることにしました。
まず1枚目です。
最初に買った黒のワンピースです。
黒は強い色なので自分の雰囲気に合わない気がして、
若いころは買ったことがありませんでした。
これは、ハイウエストでスカートが広がって、
とてもかわいらしいデザインです。
動きやすいし、長く着られると思って買いました。
ある時期いろんなところで、
「リトルブラックドレス」という単語が使われていて、
とにかく便利とかいうことだったのです。
ま、それに乗ってふらふらと買ってしまったのですね。
ただ、買ってから気が付いたのですが、
生地が厚ぼったいので、沈んだ感じになります。
アクセサリーを合わせようとしても、それほど華やかな着方はできませんでした。
どう見ても喪服です。
なので、喪服として使っています。
パールのネックレスをするとバッチリです。
喪服だけに使うのはもったいないですが、
白っぽいジャケットを羽織って街着にするくらいです。
マフラーとかストールで変化をつけるといいのですが、
ワンピースのかわいらしいデザインは隠れてしまいます。
ただ、丈夫な生地なので、長く着られると思います。
次は2枚目の黒い服です。
これは着るとすごい女っぽくなります。
あまりの存在感に圧倒されて買ってしまいました。
試着したときに、こんな華やかな黒があるんだと感心したものです。
ジャージー素材のカットが特殊なのか、下へ下へ流れるように落ちるので、
からだがほっそり見えます。
美しく着ようとすると、下着もそれなりのものをつける必要があって、
手間のかかる服です。
おまけに、ワンピースだけで形が完成されるので、
いろんな着方ができるわけでもありません。
これを着るために用事を作るような、
わたしにとっては特別な服です。
気軽に着られなくても、
こういう服を持っていたいのです。
これが一番新しい3枚目の黒い服です。
どうして買ったかというと、
生地の光沢がとてもきれいだったことが一番の理由です。
機能としてはストレッチウールで動きやすいし、
すそと見ごろにポリエステルの切り替えがあって、
軽やかな黒が気に入ったのです。
軽い、しわになりにくい、楽、とわたしの洋服選びの条件をほぼ満たしました。
おまけに、サンプル品のセールなので激安でした。
どんな服にも合うので、便利です。
お気に入りのかわいい子なので、いつまでも大事にするつもりです。
今回整理してみたら、黒い服でもそれぞれ特徴がありました。
ブランドごとの黒のバリエーションも豊かです。
用途も違うので、まったくの無駄遣いとも言えないとわかりました。
たまに持ち物を整理すると、自分の趣味嗜好がわかってよいものです。