冷蔵庫の片づけのために作った一皿
二十年以上も前に親戚のおばさんから、
「食べ物は決して捨てないように。食べるものをつましくしていると、お金もたまるしダイエットにもなる。浮いたお金を少しづつでも貯めていけば、何十年か経つころにはずいぶんちがう。よその家庭の給料と比べて多い少ないで嘆くことはないのよ」
と教えられました。
その考え方に心から共感したわたしは、そのことだけは守っています。
という理由で、少しでも食材があまったらタッパーに入れて保存しています。
これはピーマンを酢しょうゆで炒めたものです。
薄めの味がついています。
次はキノコです。
これはバルサミコ酢としょうゆで炒めたものを、肉と一緒に食べたあまりです。
キノコから水分が出てマリネ状になりました。
これも、ちょっぴりあまったものを捨てずに保存しておきました。
次はサツマイモをバターと砂糖で蒸し焼きにしました。
どれも一週間くらいは保存できます。
こういうものが残っていると、
冷蔵庫から出してすぐにご飯のおかずができます。
ブタの薄切り肉と一緒に、ピーマンとキノコを炒めます。
野菜に下味がついているので、あまりものとは思えないくらいの味になります。
その場その場の思いつきも多いので、
再現しようと思ってもなかなかできません。
そういうところが、
家庭料理の良いところでもあり、悪いところでもあるかもしれません。
なんにしても、手早くおいしいものができるので、
食材は捨てずに使い切る工夫をしています。