パークハイアット東京のニューヨークグリルにリピートする理由。
自炊派のわたしですが、たまには外食もします。
なぜなら、自分が作る料理に飽きてしまうことがあって、何を作ったらいいのか、なにを食べたらおいしいのか、わからなくなる時があるのです。そういう時は食べ物を買ってきたり、外食したりして気分転換をします。
まあ、スランプになるということです。
食べ歩きもしないのでレストラン情報は持っておらず、たまに行くのならできるだけ失敗はしたくないと思うので、ホテルのレストランに行くことが多いです。割高なのではないか、とか、どこも似たような感じではないか、とか思ってしまうのですが、間違いが少ない気がします。
そんなわたしが、年に一回くらい行くのがここです。ホテルは開業二十年を過ぎているそうですが、いまだにこのレストランは人気です。新宿のラグジュアリーホテルといえばここだけだから、地域一番店なんだと思います。
人気の理由はずばりコスパが良いことだと思います。食事は前菜とスイーツはビュッフェスタイルで、食べ放題です。メインは数種類から選んだものを持ってきてくれます。この方法はいろんなホテルが取り入れている一般的なものです。
ニューヨークグリルは、前菜もスイーツも種類が多く、材料も良いものを使っていて、一つ一つの料理に手抜きがありません。どれもおいしいです。
次に内装が素敵です。大きな窓と鏡をつかって、光をうまく取り込んでいます。光がきれいだから、そこにいる人、シェフとか、ウエイターとか、客とか、なんでもおしゃれに見えるのです。変な装飾はなくて、和風モダンというか、すっきりしているところが好みです。面積が広く、天井が高く、解放感があります。
レストランは地上52階にあって眺望は抜群です。大都会のビルとか公園の緑を眺めながら食べる食事は気分がとても良いです。スタッフも親切だし、ここに上がってくると日常を離れることができるのです。
わたしが取ってきた一回目の前菜です。
アメリカ系のホテルのせいか、なんでも大きいです。手をかけすぎず、素材を楽しむ料理と感じます。トッピングが豊富なところが気が利いています。
これは前菜二皿目です。
前菜はこの二皿で、全種類取ったと思います。ほかにチーズとドライフルーツが何種類かありましたが、それは食べきれないと思って手を付けませんでした。
ふだんの違うものに触れることは刺激になります。
この時点でおなかはいっぱいなのですが、これからメインが来るのです。
これはオリーブパンです。温かい状態で持ってきてくれます。もちもちとした触感と、ほんのりした塩味が絶妙です。
ただ、おなかがいっぱいになると困るので、少しだけにします。
メインは、真鯛をパセリとレモンソース添えを選びました。
魚の下にサイコロ状の温野菜が敷いてあります。新鮮な魚はそれだけでおいしいです。ボリュームも満点で、白身魚を野菜とかパセリソースと一緒に食べると、少しずつ魚の味が変わって、飽きずに食べられました。
パリッとした皮の焼け具合も良かった。家で魚を焼くと皮は捨ててしまうのですが、こんなきれいな皮を食べないわけにはいきません。こんな風には家では焼けませんよねと思いながら、ひたすら食べます。
さて、席を移動してデザートにします。テーブルを変えると窓の景色が変わります。最初のテーブルは明治神宮の森が見えましたが、今度はスカイツリーが真正面に見えて、それも感動します。
デザートの一皿目です。
オレンジゼリー、抹茶ゼリー、イチゴショートケーキ、チョコナッツケーキ、濃いプリンのようなカスタードパイ、メレンゲを取りました。いうまでもなく、どれもおいしいです。飲み物はコーヒーと紅茶を選択できます。ハーブをブレンドした紅茶を選びました。
このあとで、アイスクリームをボウルいっぱい食べてしまいました。
二時間半たっぷり食べて一人五千円です。(サービス料は別で15%でした)
今も人気を保つレストランです。非日常を体験できますから、いつまでもみんなに愛されるのだろうなと思いました。