珊瑚のネックレスに合わせる洋服の組み合わせ。
アクセサリーが苦手で、あんまり興味も持っていませんでした。
装飾的なきらきらしたものよりも、
「用の美」というもののほうが好みだったせいだと思います。
「きれい」と思うものは値段がめちゃくちゃ高いし、
それを身に着けるような生活を送っていません。
よって、自分には「必要のないもの」という認識でした。
それはわたしがまだ若かったからだと、今になるとわかります。
50歳をすぎると、残念ながら肉体そのものの輝きが失われます。
肌とかハリも艶もなくなってきます。
でも、そんなからだにすごく合うのが光なんです。
きらっとしたものを見ると、無条件に気持ちが上がるのです。
そういう年ごろになって、お友達がつけているアクセサリーを見ていると、
こんな風につけたらいいのか、とわかってきました。
例えば指輪は、しわが増えたり骨ばってきた指にとても映えます。
指輪をちょっと触るようなしぐさも、特別な感じになります。
ネックレスも、シンプルなセーターの胸元でさらさらと揺れたりすると、
見とれてしまいます。
本物が好きな人はジュエリーをつけていますし、
手作りが好きな人は自分で創作しています。
そうか、そういう風に好きなように、
自分がきれいだと思うものを身につけたらいいんだ。
そう思うようになりました。
それで、昔からジュエリーボックスに入っているチェーンと、
沖縄みやげの珊瑚のペンダントヘッドを組み合わせることにしました。
とてもかわいらしいネックレスができました。
おもちゃみたいだけど、本物です。威圧感はなくて、気軽につけられそうです。
そこが気に入りました。
今度はこのかわいいネックレスが映える服を選びます。
胸元ってすごく大切で、そこがきちんと収まると大部分は成功だという気がします。
いろいろなトップスをあわせたのですが、丸首のラインとネックレスの長さがなかなか合いません。やっと合ったのがこれです。
細身のデザインで生地にとろみがあります。
拡大するとこんな感じです。
これにカーキのスカートを合わせます。
このスカートはコットンで、洗濯も簡単だからよく着ています。
トップスを選ばないので、なんにでも合わせています。
上半身はすんなりしているで、フィット&フレアーのスタイルです。
全体が白っぽいので赤いバッグを合わせます。
これだけで珊瑚が映える組み合わせになると思います。
気軽な街着ができました。
ほかに、もう少しよそいきらしい格好も思いつきました。
このスカートは大のお気に入りなので、
汚れるのが嫌でなかなか着られません。
でも、タンスにしまっている間に古臭くなるでしょうし、
年をとって着られなくなる前に着るべき、と判断します。
これも、同じようにフィット&フレアーですが、
スカートが上等なので、一挙におしゃれ着に格上げです。
朱色のスカートには黒いかばんを合わせることにします。
友達とランチできそうな組み合わせになりました。
こういうこと記録しておかないと、忘れてしまうのです。
直前になって、何着たらいいのかわからない、ってよく思うので。